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日本環境設備株式会社
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ご挨拶

ビルメンテナンスが産業として本格的に認知されたのは1960年代。70年代に入り高度経済成長に伴い、高層ビルが競うように建築され始めたことが引き金となり、ビルメンテナンス業は全国で発展、事業者数や売上高が拡大しました。
私がビルメン業界に飛び込んだのは、ちょうどその70年代。街は大きな開発プロジェクトがどこかで必ず進行しており、巨大なクレーンが鉄骨を空中に吊り上げ、新しいビルの骨格を青空に描く姿は、まさに成長する都市そのものでした。
そのビル空間で快適に、健康的に過ごすために、従来の清掃だけに止まらない、新しいビルメンテナンス産業の登場を時代は求めました。不特定多数の人が利用しても、その新しい生活空間の衛生環境は常に高いレベルで確保されていなければならない、と国は新しい指針を定めました。
21世紀も20年が過ぎ、私がスタートした70年代は半世紀も前の出来事になりました。コロナ禍という想像もしていなかった社会を経験し、それによって様々な教訓を得たことも含め、ビルメンテナンス産業は再度、新しい使命を担った産業に変化、脱皮することが必要だと感じています。
例えば日本はいま、世界でも飛び抜けた高度な高齢化社会に直面しています。冬の厳しい労働となる除雪を嫌って、郊外に建てた住宅を売って都市マンションに再帰する人は今後も確実に増加します。高齢者の身体的機能は20代の数十分の一しか残っていないとも言われています。その失った身体機能を補うビル、いわゆるスマートビルの実現が今後、ビルメンテナンス産業の視野に入ってくるのは確実だと考えています。そうなればメンテナンス産業ではなく、クリエーション産業になるでしょう。
私はいま、私を育ててくれた札幌、そして北海道に恩返ししたい、と切実に思っています。これまで培った経験・知識から英知を絞り、心を尽くしてお客様と併走することで、北海道の皆様に貢献することを使命と考えています。

日本環境設備株式会社
代表取締役社長/中川 卓美